JFE物流株式会社
ENTRY
WORK

外航海運

船舶の安全を、
陸側から支える
RYO
TABUKI
田吹 涼
外航海運部 
外航運航室
2018年入社
※内容は2022年の取材当時のものです
1DAY SCHEDULE

1日の仕事の流れ

09:00
メールと気象・海象のチェック
10:00
担当船の動静を確認、関係各所へ連絡
12:00
昼休憩
13:00
積み揚げの際に必要な書類の作成
14:00
運航ミーティング
17:00
議題に上がった重要事項を本船へ指示
17:30
退社
Q1

現在の仕事内容

安全を司る仕事
私の所属する外航運航室は、中国・東南アジア向け鋼材の海上輸送を主要業務としており、1万トンクラスの船舶が目的地まで安全に航行するための運航管理を行っています。具体的な仕事内容としては、船のタイプや貨物の種類に合わせ、船が立ち寄る港や航路を示す運航スケジュールを作り、船や港へ密に連絡を行います。船の運航は気象・海象に大きく左右されるため、日々航路の天候や海象の状況をチェックしつつ、船から送られてくるレポートで運航の状況をつかみ、入出港の時間などを調整して、最も安全で効率の良いスケジュールを計画しています。
Q2

入社理由

物流は、社会の血流
学生時代に物流に関する授業を受けた際、「物流は社会を動かす血流である」と学び、目立たないながらも世の中に欠かすことのできない仕事に興味を持ちました。物流業界のなかでも、JFE物流が扱う鉄鋼製品は、「産業のコメ」とも言われる必要不可欠なもので、そうした製品を国内外に輸送できることが魅力的でした。インターンシップにも参加し、巨大な貨物船を目の当たりにして、仕事のダイナミックさを肌で感じました。また当社は、デスクワークだけでなく現場の最前線でも物流に携わることができるため、幅広い視野で物流と向き合える環境も、入社を決めた理由の一つです。
Q3

仕事の醍醐味

現場の経験が役に立つとき
私は以前、京浜代理店室に所属しており、海運会社の代理として、官公庁への入出港手続きなど船舶が安全かつスムーズに運航するためのサポートをしていました。実際に活動する船がどのように動き、またどのような問題が起こりやすいのかなど、現場の最前線を知ることができました。その経験が今に活かされており、例えば現場と連絡を取るときは、予め発生しやすい事態を予測して先回りでコンタクトを取り、スムーズに仕事を進められるよう心がけています。若手のうちに現場の実務を経験し、そこで培ったものを、また次の部署で活かすことができるのは、現場を重視する当社ならではの醍醐味だと思います。
Q4

今後の目標

より精緻な情報を提供できるように
現在は運航計画を立てるために、ウェザーニューズ社が提供する気象・海象情報サービスにもとづいて、船長や海務監督と最適航路を共有し、密に連携を図りながら安全な運航を立案することが私の役割です。しかしながら、海を相手にする仕事は一筋縄ではいきません。例えば台風は進路や速度により、運航スケジュールに大きな影響を及ぼすため、対応が非常に難しいのです。できる限り精度の高い情報を現場と共有し、安全で効率的な輸送の実現が目標です。また、現在の外航海運室に来てからは日が浅いため、契約書の内容把握や、より効率的な運航指示など、一つひとつの仕事を確実に行い、一人前のオペレーターとして活躍できるように精進したいと思います。
COMMENT

同僚からのコメント

これからさらに成長する人材に
白岩 遼
田吹くんが外航海運室に赴任してから一緒に仕事をするようになり、私は先輩社員として、アドバイスを送る立ち位置です。まだ1年ですが担当船についてはしっかり船長とコミュニケーションを取り着実に業務をこなしていると思います。またトラブル時においても依頼事項などは確実に素早く対応しているので、非常に信頼できる後輩です。現在は気象・海象情報サービスのメイン担当に限らず、燃料購買の補佐など新しい業務にもチャレンジしており、さらなる経験を積んで今後活躍してもらえることを期待しています。
PRODUCT

私の商材

外航船
私が携わる外航船は、主に日本と中国・東南アジア間を運航しています。扱っている貨物はJFEスチールの鋼材が主で約80%が中国やタイ向けとなっています。そしてタイから日本へ戻る際の復荷としては、石膏やバイオマス燃料なども輸送しています。またその他には、ベトナムや台湾へは建材用の鋼材や製缶のもととなるブリキなど、多岐にわたる貨物を商材としています。JFE物流は鉄鋼製品の輸送がメインではあるものの、こうした幅広い商材に携われるのもこの仕事の面白さです。
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