


物流倉庫を必要としているお客様に対して、当社が保有する倉庫の活用を提案するとともに、要望に応じて荷揚地や製造先から倉庫まで、倉庫から納入先までの輸送についてもアレンジする場合もあります。主に京浜・京葉地区や関西湾岸部にある既存倉庫を提案する一方で、当社やJFEグループが保有している土地にお客様の使用目的に応じた新倉庫を建設して貸し出すケースもあります。対象となるお客様はメーカーや小売業、同業他社など多種多様で、この点がJFEスチールをお客様としている鉄鋼物流部門との違いであり、倉庫事業が外販部門と呼ばれるゆえんでもあります。

既存倉庫も新規で倉庫を建設する際に使用する保有地も輸出入のできる港や空港から近い湾岸エリアにあるため、国際貨物を利用されるお客様にとっては港や空港から倉庫までの輸送コストを低減しやすい点が最大の強みだといえます。また、「JFEグループ」というブランド力もお客様に信頼感を与えるようです。数は多くありませんが、大きな設備機器など重量・長大物を扱うお客様にとっては、長年鉄鋼物流を通じて培ったノウハウも大きな武器になります。
しかし、外販だけに、お客様の中には鉄鋼業界とは馴染みの薄い企業も多く、当社が倉庫事業を展開していることを知らないお客様も少なくありません。そのため、JFEというブランド力によって面会はしてもらえるものの、その先へ話がなかなか進まないなど、ハードルは決して低くないのが現状です。その高い壁を乗り越え契約を獲得できたときの嬉しさや、自分の裁量によって過去に当社が取引をしたことのない新たな業界やお客様を開拓できる自由度の高さ、強固な収益基盤構築に欠かせない外販部門の強化に貢献できている手応え、こういったことのすべてが醍醐味だと思います。

一言で表現すると、輸出入や国際一貫輸送である「国際物流」を担っているのが海外貨物室です。
例えば、海外から輸入する貨物は、入港した後、保税蔵置場で一時保管して通関業務を行い、納品先へ輸送することになります。このような、一連の物流をコントロールする立場の業務を担当しております。現在、私は商社を通じて輸入される各製鉄所向けの商品のデリバリーを担当しています。
しかし、異動後間もないため、現在は業務遂行に必要な知識――たとえば、輸出入に関する専門用語や貿易実務知識などの習得に注力しているところです。まずは、ベースとなるノウハウをしっかり身に付け、海外と国内のお客様とを結ぶ一貫物流を担うべく貢献していきたいと思っています。

2006年〜 | 京葉物流センター 京葉物流センターの運用管理。お客様の注文に応じた商品の入出庫や保管状況の確認など、現場のコントロールを行う。 |
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2009年〜 | 東部営業部 京浜営業所 川崎、横浜を中心とした京浜エリアでの営業活動。当社が所有する既存倉庫の活用提案を行った。 |
2011年〜 | 東部営業部 倉庫営業室 京葉・京浜地区の各営業所単独では対処が難しい案件の対応など、各営業所の統括部門としての支援を行った。また、新倉庫建設のプロジェクトメンバーとして営業にも携わった。 |
2012年〜 | 現職 |

部署を横断した横の連携を
強化していきたい
倉庫営業時代、倉庫を借りるだけでなく物流まで一貫して当社に対応してもらいたいと言われたものの、コスト面などが折り合わず、結局倉庫限定での契約にとどまったことがありました。このような機会損失を減らすため、社内の横のつながりをより密なものにして情報の共有化を進めるべきだと考えています。倉庫営業室から海外貨物室へ異動した自分には、その点で貢献できることがあるはずだと思っています。


運動不足解消のため、週1回水泳教室に通う。小学2年生まで習っていたのだが、当時と現在の泳法が劇的に変化していると知り、最初は戸惑った。また、連休には、国内外へ旅行に出かけることが多い。