キャリア入社の声

当社で働く3名のキャリア入社社員にアンケートを実施しました。3名とも機工・重機部に所属する技術系社員です。
他社を経験したからこそ分かるJFE物流の魅力や課題などキャリア入社社員の“生の声”をお届けします。

佐川憲司

前職では土木施工管理に携わっていたが、結婚を機に転職を決意。JFE物流に入社してからは、家族との時間も増えた。

長沼祐司

3人の男の子の父親。40歳で転職してJFE物流に入社。JFE物流の技術力の高さと将来性にはとても魅力を感じている。

鄭国哲

学生時代は、中国の国立大学で材料成型及び制御工学を専攻していた。卒業後、2007年に来日し、愛知の自動車内装部品の設計に携わっていたが、新たなフィールドに挑戦するため、JFE物流に入社を決めた。

1. 現在の具体的な仕事内容を教えてください
佐川
鉄鋼メーカーであるJFEスチールの製鉄所の構内・構外の案件について、見積りから施工計画の立案、実施をしています。また、それらの業務上でのお客様や協力会社との打合せなども重要な仕事の一つです。
長沼
私の現在の仕事内容は、先ず客先また営業から見積依頼があり、客先と直接現場で説明を受けて見積を作成します。そして上司の承認を得て、営業から客先に金額を提示します。受注後は、現場担当になって計画書(施工方法・安全・工程・品質)を作成し、現場を管理します。現場も1日で終わる仕事もあれば、現在担当している配管更新工事では約半年の工事もあります。現場では協力業者の方とコミュニケーションを取りながら安全第一で頑張っています。
鄭
現在担当してるのは製鉄所内工事がメインで、機器の撤去・据付、既存設備補修、プラント品の製作など、一日工事から何か月も必要な工事があります。具体的には工事仕様書、現地の下見状況に基づいた工事費用の積算、見積書作成。工事を受注してからは、施工計画の作成、客先との折衝、施工会社の選定、必要材料手配。工事が始まってからは、全体の安全・品質・工程・予算の管理です。
2. 仕事の醍醐味と苦労はどこにありますか
佐川
施工が計画通り実施できた際に醍醐味を感じることができます。とくに機工事業部の強みとしている大型重機を使用して闊大品の据付を実施する案件は、大型重機の組立に時間がかかり、コストも大きいため施工も一筋縄ではいきません。しかし、難しい施工だからこそ上手く実施できた時には、ホッとするのと同時に大きな達成感を味わうことができます。苦労としては現場では一人だということです。上司・先輩に相談はできますが、なんだかんだで最後は自分一人だというところがあります。特に出張工事では心配でなかなか寝られません。
長沼
醍醐味といえば、私が入社して半年が過ぎたときに、製鋼転炉更新工事の現場担当(夜勤 昼夜施工で約2ヶ月間の工事)として現場に従事していたときの話です。転炉が重量200tあるものを、直営の重量鳶が軽そうに(本当は非常に大変な仕事なのに・・・)扱っているのを見て「スゴイ!」と関心し、転炉が完成したときには感動しました。また、まだ入社して日が浅い私にはありませんが、自分が担当した客先担当から直接見積もりの依頼があり、受注し現場をやり遂げるまで出来たときには「やった!」という喜びも大きいと思います。お客さんから「またお願いします」とリピートされるよう頑張っていきます。苦労については、JFE構内の安全規則・ルールが多く、なかなか覚えられずに毎日切磋琢磨しています。JFEは安全に対して厳しく妥協を許さないところはどこにも負けないと思います。いろいろな現場をこなして早く皆さんに追いつけるよう頑張っていきます。
鄭
工事毎に全く同じ内容のことがほぼ無く、自分の工夫、努力次第で工事の結果が大きく変わります。工事現場では他の職種の方と力を合わせ、積極的に意見を交わしています。そして、描いた図面通りに物が出来上がり、計画通りに現場作業が進み、正確且つ安全に工事が完成した時に、やりがいを感じます。畑違いの業種から転職をした私にとって、製鉄所内設備、使用材料の名前、業務の進め方を覚えるのに苦労しました。今年で入社2年目になります。最初は不安や戸惑いもありましたが、最近は仕事を楽しんでいます。
3. なぜJFE物流への入社を決意しましたか
佐川
前職では土木施工管理を行っていましたが、結婚(2011年9月)直後に会社から「事業を縮小するので転職したい人は早めに・・・」と言われて転職するに至りました。入社を決意したのは「JFE」という看板に惹かれたため。加えてコンテナクレーンや風車、橋梁といった大型構造物の架設を手掛けてみたいと思ったからです。
長沼
前職は建設会社(土木)でトンネル、河川工事、下水道工事、橋梁工事、港湾工事などを全国いろいろな県で仕事をしていました。そのため引越しが多く(約1年に1回は引越し)、子供が生まれてからは単身赴任の生活でした。3人目の子供(全員男の子・・・)が産まれてからは、家族と一緒に生活できればと思い転職を考え転職サイトに登録し、なかなか決められず2年が経過したときにJFE物流のことを知りました。そのときは横浜の鶴見川で河川工事を行っていたときで、JFE京浜を間近で見ていて、JFEグループに入り家族と暮らす時間も増えればと思い転職を決意しました。
鄭
私は2001〜2005年まで中国遼寧省の国立大学で材料成型及び制御工学を専攻しました。4年の間材料力学、成型原理、熱処理、機械設計、製図などもの作り関連の知識と日本語を学びました。2007年から来日し、愛知県で自動車内装部品の設計に携わりました。2011年、同時中国国内R&Dセンターに初期メンバーとして移籍することになったことと、個人の都合もあって転職を決意しました。その後の転職活動中に、縁がありJFE物流を知ることができました。正直最初は名前だけで単なる物を運ぶ仕事かと思いましたが、会社説明と工場見学を通じて、実際の仕事内容を知り、段々興味を持ち始め、やりがいを感じる仕事だと思うようになりました。もの作りの知識を活かしながら今まで経験したことのない分野へ挑戦するため、JFE物流へ応募しました。
4. キャリア入社社員だからこそ感じるJFE物流の強みと課題を教えてください
佐川
JFEというネームバリューが強みでありプレッシャーでもあります。そのネームバリューに対して十分な実力が備わっていない点が課題であると思います。これからは培った経験と技術を生かして競争力を高め、さらなる外販拡大をしていければと思います。
長沼
JFE物流の強みは、重量物を扱う豊富な経験と技術力だと思います。さまざまな場所(狭い箇所においても)で重量物をどのように運び、吊り上げて、正確に据え付けるかという緻密な計画を立て、そしてその計画を実施する技術力の高さは他社にはない強みだと思います。課題といえば、その技術力を世間に広め、仕事の依頼をもっと増やすことだと思います。外販は増えてきていますが、もっとJFE物流の技術力の高さを知ってもらい、リピーターを増やすように頑張っていきたいです。どこにも負けない技術力を持った会社だと思います。
5. グローバルに活躍できる場がありますか
佐川
JFE物流は今後海外進出により力を入れていきます。そんなJFE物流に魅力を感じていますし、どのように活躍できるかを想像するだけで胸が躍ります。
鄭
学歴や経験、性別や国籍に関係なく、やる気のある人がどんどん活躍できる会社です。製鉄所内の工事で設備、プラントの一部は海外で製作した実績があり、これからも増えていくと思いますので、外国籍の技術者の方にはもっと活躍の場が広がって行くと思います。
6. ワークライフバランスは充実していますか
長沼
職場環境は非常に良いです!前職では毎日残業が多く早く帰れるときは少なかったのですが、JFE物流に入社してからは就業管理が徹底されており、家族との時間が多くとれています。入社当初は妻から「もう帰ってきたの?」と言われるほどでした。それでも機工・重機部は現場によっては忙しいときもありますが、その分の代休を必ず取得するように徹底されていますのでリフレッシュできます。
7. 応募者へのメッセージをお願いします
佐川
建設業(物流会社ですが)としては労働環境はとてもよく、福利厚生の充実度は他社に比べて非常に高いと思います。私の場合転職して家族、両親が大変喜んでいました。やはり「JFE」という看板は非常に大きいです。
長沼
私は40歳での転職ということもあり、振り返ってみると思い切ったことをしたなと思います。かなり年の新入社員ではありましたが、皆さん本当に優しく接して頂き、またわからないことも丁寧にご指導頂きました。これから転職を考えている皆さん、いろいろと悩まれると思いますし、さまざまなことを調べて納得するまで結論をだすのも勇気がいることだと思います。しかし、決して諦めずに頑張って下さい。
鄭
不況の中、就職・転職はとても厳しいことだと思いますが、自分が何をしたいかをよく考えれば、自分にあった会社は見つかると思います。ただ、それでもうまくいかない時もあるので、まずは働いてみることをお勧めします。好きな仕事を探すことを絶対条件とするより、好きになれそうな仕事を探して段々好きになったほうが得だと思います。努力は必ず報われます。頑張ってください。