

当社の鉄鋼物流事業は、鉄鋼メーカーであるJFEスチールの製鉄所内で、製鉄に必要な原料の輸送から製品の輸送まで、あらゆる物流業務を担っています。たとえば、鉄の原料となる鉄鉱石・石炭を岸壁で荷揚げし、ベルトコンベアで輸送。また、自動車のボディなどに使われる薄板コイルや条鋼、厚板などの鉄鋼製品は、当社の全自動倉庫や特殊車両で保管・輸送されます。
その中で、効率的な物流方法の企画・立案、新規設備の導入、重機や車両といった物流設備の保全などの業務を行います。
物流技術担当と設備投資担当の間で、新規設備の検討から実施までを行います。また、設備投資担当は建設した設備の保全依頼を整備担当に依頼し、それを受けて整備担当は設備の保守・メンテナンスを行います。操業部門は、物流技術担当および設備投資担当の指示・指導を受け、物流作業に従事。各担当が連動して、安全かつ安定した構内物流を支えています。
鉄鋼製品輸送方法の検討および調査・研究・開発を担当。システム・操業法案等ソフト面の企画・立案から設備・倉庫等ハード面の運用・改善まで製鉄所内輸送について両面から検討を行い輸送最適化を図ります。
劣化した設備の更新や製鉄所内輸送能力を向上させる新規設備の投資を担当。設備更新する際は設備職等技術部門と協力して仕様検討します。また、設備に付随した安全や品質保証に関して、技術的見地から意見を述べる部門でもあります。
製鉄所内物流設備の故障・能力低下を予防する整備を担当。数多くある設備の整備計画を策定・実行し、設備データや故障データおよびその他環境データから能力改善に向けた解析・検討も行います。
担当部署で仕事を行うにも、現状の改善を行うためには他の担当の知識を持ち合わせていなければなりません。幅広い知識や能力を養うために、ジョブローテーションを行っています。また、三現主義(現場・現物・現象)を基本とするなかで、いずれの担当においても、常に操業部門を意識して仕事に取り組むことが求められます。
製鉄所内物流では、製品のみでなく原料の輸送を担っています。そのため、目の前の業務に没頭するのではなく、鉄の生産工程を俯瞰して業務にあたる必要があります。あらゆる産業の礎となる鉄。その鉄の生産工程を熟知したプロフェッショナルになる環境が整っています。