事業別

製鉄所構内物流サービス製鉄所構内物流

製鉄所内の物流のしごと

全国5拠点のJFEスチール製鉄所・製造所内で、鉄鋼商品の生産に必要なあらゆる構内物流を24時間体制で操業しています。

原料荷役

船で運ぶ

小型ハンディからパナマックス級のばら積み貨物船を運航

JFEスチール向けの原料を中心にアジア、豪州などからの輸送、安全・品質管理まで行います。

小型ハンディ(18,000DWT(載貨重量トン))からパナマックス級(80,000DWT)までの様々な大きさのばら積み貨物船にて、あらゆるロット、原料の安定輸送とコスト削減を実現しています。

第三国から海外の生産拠点への原材料の輸送など、日本を経由しない三国間・複数国間のばら積み貨物輸送にも取り組んでいます。

保管

原料船により、運ばれてきた鉄の主原料などの保管・一元管理を行っています。

JFEスチール東日本製鉄所(千葉地区・京浜地区)、西日本製鉄所(倉敷地区・福山地区)にて原料の荷役および保管を行っています。

原料船で運ばれた原料を荷揚げし、ヤードに山状に積まれた状態で一時的に保管いたします。

原料ヤードは24時間コントロールセンターにて監視カメラや最新システムにより作業の一元管理を行っています。

大型ショベル・大型ダンプによる原料品の荷役作業や搬送も行っています。

車で運ぶ

グループ唯一のセメントを取り扱う業務をはじめ輸送を請け負います。

セメント(フレコンバック)、ドラム缶の輸送や鉱石やコークス、スラグまでをダンプなどで輸送いたいます。

製鉄所内ではダンプやショベルカーを使用し、鉱石やコークスなど各設備まで輸送しています。

30tセルフィングはおよそ18tのスラグを積み日々輸送を行っています。

セメントメーカーの中継基地にて、住宅建設用のセメントの受入れから、袋詰め作業、フォークリフトを使用しての出荷払い出し、輸送業務まで一貫作業を請け負っています。

鉄道輸送

国内外より輸送した様々な原料をヤードで保管管理し、高炉から銑鉄をトピードカーで輸送します。

製品出荷・倉庫(保管)・製品輸送

半製品・製品を仕分けし、倉庫内で保管し、商品岸壁への払い出し作業を24時間体制で行っています

生産された鋼材商品を大型トレーラー、Uフレーム車、キャリアパレット車などの特殊車輌を使って各ライン、倉庫、出荷岸壁などへ輸送をしているほか、商品保管・入出庫管理や出荷作業までの一貫物流機能を担っています。

車で運ぶ

最適車輌やコスト削減を実現するご提案を行い、
お客様の輸送効率アップのお手伝いを安全に配慮し実施いたします。

JFEスチールの製鉄所から出荷するの鋼材製品を製鉄所構内からお客様のもとへお届けしています。

重量物輸送で培った技術を生かし、鋼材・建材・機械部品など多岐にわたり取り扱っています。

お客様のニーズに合わせ最適なルートにより、お客様の商品を、安全・安心・確実にお届けしてまいります。

船で運ぶ

内航輸送

東西事業所より物流拠点へ内航船による輸送を行っています

内航船団

一般貨物船から特殊船まであらゆる船舶を保有しています。 
分類隻数DWT
鋼材特殊船RORO船(※1)622,005
N船(※2)729,740
在来船中型船60102,447
小型船3932,414
原料石灰石専用船220,586
一般貨物船1942,583
ケミカルケミカルタンカー船710,579
 合計140260,354

※2024年3月現在

※1)パレットを上から抱え込んで走行するUフレーム車で船積し、船内では機械式で自動格納します。

※2)パレットの下に潜り込んで走行するキャリアパレット車で船内を自走してパレットごと船積します。特殊船の利用でクレーンによる沿岸荷役が省略できて効率的に輸送できます。

安全・高品質は輸送体制を構築し、お客様のニーズにお応えします。

荷主との営業・調整業務、配船、検収、運航管理から契約・支払関連まで対応します。

JFEスチール・JFEグループの製品を中心に、鉄鋼製品など重要物輸送を担っています。

一般貨物船から特殊船まで多種多様な内航船143隻(2023年4月現在)を運航しています。

安全で効率の良い輸送サービスを全国各地に豊富な内航船団で展開しています。

技術革新

先進的な技術革新に取り組んでいます。

自動倉庫、遠隔操作、AI制御、自動制御技術、最先端船舶など

製鉄所内の出荷岸壁では独自技術による自動倉庫導入により無人化・高速化を図っています。

原料ヤードを中心に重筋労働を独自開発の重機・遠隔操作技術を開発し、省人化・無人化にすることで、現場作業の安全性の担保や作業の効率化を推進しています。

省人・省力化、安全性向上、操作性向上などをコンセプトにした特殊船(RORO船)を新造し、貨物艙を2層にすることにより、1航海で運搬可能な貨物量の大幅増加を実現しました。